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2009年9月 9日 (水)

モモちゃん

保育園は、母の仕事が済むまでモモの楽園だった。

皆、保育時間を過ぎるとお友達は帰って行くなかで、お寺は私一人占め。流石に鐘つき堂から飛び降りることはやめたけど、今度はそこがモモ単独ライブ会場になる。当時の歌謡曲をご披露していた。誰の歌かは忘れたが歌謡本を手に入れて、わかる歌はそのページが擦り切れるほど歌っていた。

母も仕事を終えるとこちらに向かって「モモ帰るよ~。」と手招きして呼んでくれた。園長はじめ皆さんに「モモちゃんは大きくなったら歌手になれるね。」と言われたものだが、結果は今に至る…である。

子供の時は皆それぞれに天才だと思う。大人になるにつれて凡人になったと嘆くのはチト違うような気がする。子供には可能性があり、それを自分自身で知らないうちに選別機(多種多様な)にかけながら又は、かけられながら、一人の大人と言われる年になっていくだけのこと…。そこでの過程が非常に大切なのだけれども…。

この世の中に天才と呼ばれる人は世界人口からいったらほんの一握り(一つまみかも)で、その人たちを支えているのは残りの人々。私たちなのですよ。どんなに素敵な歌声も人々に届かねば意味がないのです。そして一番大事なのは素敵な事を素敵、ブラボーと言える人のことです。

それがわかる子に育ってほしいと私を応援してくれる子供たちに思いを馳せて…。とにかく元気で育てよ!

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コメント

最強園児ももちゃんの単独ライブは何を歌っていたんだろうね私はガッチャマンの歌でした…

子供はホント不思議。自分も子供だったけど。大人になってしまった目から見るとこんなに子供ってスゴイ生き物なのかと毎日のように思います。娘4歳は成長まっさかりいつの間にか日本語を話し、字を読み書き。親は何にもしてないのにどんどん勝手に成長してしまいます。あまり早期教育に熱心じゃない私。でもすべてに興味があって吸収も早い二歳から五歳が脳を育てるには一番いい時期なのかなと本当に思います。小学生は自我がかなり確立しちゃって勉強的なものはイヤがる子もふえてきそう。公文でもやらしてみようかな。

ようちゃんへ
昨日夜、前ちゃんと話してて「よく小さい時のこと覚えているね。」と関心されたので「お迎えが近くなると子供の頃のこと思いだすらしいから、そろそろかもね。」なんて話しながら「それが、その頃の年、年長さんで歌本の字が読めてたのかと思って、きっと耳で聞いたのが先で字が後に脳に入っていったのだと思うよ。」
うたってた歌は何だったかな?その時ではないけど姉がいたせいもあって、結構大人の歌うたっていたよ。ザ・ピーナツとか御三家の歌とか…、時代劇の歌とか。今の子は何歌ってるんだろう?

neneさんへ
ほんとにね。不思議物体だよね。
公文いいかもね。姪、甥っ子上二人は、いってましたね。楽しそうでしたよ。
昔は学校から帰るとすぐ神社に遊びにいきました。一年生から六年生まで時には中学生も一緒になって、お寺の鐘がなって暗くなるまで、遊んでいました。今そんな光景はテレビの大家族特集ぐらいですね。
家族という最少団体からいろんな団体の中に身を置いてやれれば、それも子どもにとって合う合わないはあるだろうけれど、子供の世界を広げてやることになるのかも…。

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